PhotoCafeにはカメラ関係の本や雑誌だけでなく、私が読んだ本や好きな本、そしてお客様が置いていかれたりプレゼントしていただいたりした本がたくさん置いてあります。本好きの方もたくさんいらっしゃいます。珈琲や紅茶を飲みながらゆっくりと本を読まれる姿が数多く見られます。そうしたお客様の一人であるYさん(屋号:Oak's Book Selectionさん)が、とある構想の元、当店に本棚を設置してくださいました。本棚は「PhotoCafeさんの本棚」という名称でOak's Book Selectionさんがセレクトした本が並んでいます。ここにいらっしゃるお客さまが興味を持つのでは!?というセレクトです。すべての本は自由に手に取ってお読みくださいというコンセプトで設置されています。(※販売はしておりません)

今回本棚におさめられた本についてOak's Book Selectionさんが「解説」を用意してくださいました。
■アーティストの言葉
古今東西、あらゆるジャンルの芸術家の言葉集。
生き方、働き方、ものの見方等、一つの言葉を
あらゆる角度から眺めることが出来る。
■楽園のカンヴァス
アンリ・ルソーの「夢」をめぐるミステリー。
ルソーの背後で、物語の本筋と作中作の両方にピカソの存在感が光る。
作中作が出てくるミステリーって面白い!
■なぜゴッホは貧乏でピカソは金持ちだったか
「お金」と同等以上の価値を持つ「信用(クレジット)」とは?
日常生活において"これって大事なことだな"と感じる場面の
何が"大事"であったのか、分かり易い言葉で説明している。
■西瓜チャーハン
直木賞作家によるエッセー集。
標題作を始め、日常生活を面白可笑しく切り取る。
こうした視点を持つことは、簡単に出来そうでなかなか出来ない。
■二度寝で番茶
夫婦二人三脚の脚本家、木皿泉の対話形式のエッセー集。
どうにもならないことや怒り悲しみへ
面と向き合う強さや優しさに溢れている。
■明日に向かって捨てろ!!
脱アーカイブを目指す、スチャダラパーのBOSE氏の奮闘記。
企画が始まったのはなんと2003年、今でこそ"捨てる"発想が
大事だと言われるが、10年前から取り組んでいるパイオニア感を
感じとってください。"捨てられない人"必読。
■コーヒーピープル
コーヒーショップを開いている店主のインタビュー集。
店主の経歴や商売の実情などを赤裸々に記載されており、
夢を実現するには愛情が必要不可欠だと知る。
■ぼくとライカの旅
写真家・藤田一咲氏とライカのパリ・ヴェネチア旅行記。
掲載されている写真は、ヨーロッパの空気を確実に捉えている。
また、海外の写真と日本語を並べると日本語の豊かさを感じるのが
不思議だ。
■写真構図のルールブック
■風景写真のルールブック
写真のいろはの「い」を解説している手引書。
両書ともに、ケース別に例が示されており、大事な部分は
テキストが網掛けされているため大変分かり易い。
素人の私でも、写真を見たときにこの構図は何だろうと
考えるようになりました。
■国のない男
アメリカのSF作家、カートヴォネガット氏のエッセー集。
掲載されている一文一文に毒とユーモア、そして優しさが
感じられる。
これを読んで感じることは、偉大な先人達の考えを受け継いで、
私たちは確実に未来に駒を進めないといけないということだ。
ということでしばらく設置されますので、どうぞ気軽に手に取ってお読みください。
もう一つお知らせです。
9月14日、15日と豊橋
Loomさんのインストアショップを開催しましたが、その際にも好評だったミニトートバッグをカメラバッグと合わせて展示販売することにしました。

カラーバリエーションが豊富で、ちょうどカラーリングされた底部が補強されています。汚れたら水洗いも可能です。サイズは、ミニトートの言葉通りで、ちょうど文庫本が2〜3冊とスマートフォンと財布が入ってちょうど一杯くらいの大きさです。ちょっとした買い物に出掛ける際に重宝しそうです。またこの商品は、資生堂さまのカード会員向けの小冊子「おほほ」10月号に秋のお散歩小物アイテムとしても紹介されたばかりだそうです。是非手に取ってご覧ください。